発達障害をカミングアウトしたら会社をクビになった話

発達カミングアウトクビ

発達障害ブロガーのエスト(@ESTO_geography)です。

僕はIT企業に3社勤めましたが、どこもうまくいかず長続きしませんでした。

仕事ができない原因の一つとして考えられるのがADHDで、集中力がない、うっかりミスが多いといった特性が大きく業務に支障をきたしたのです。

特に2社目の会社で発達障害をカミングアウトしたときのことは本当に今もトラウマとなっているのですよ・・・。

発達障害当事者で就労を考えている方は参考にしてくだされば幸いです。

僕と同じ目に遭う人をなくしたいのです・・・。

優秀な成績(?)で入社したはずが・・・・

IT

当時僕は25歳。新卒で入った会社を1年で辞め、webデザイナー目指して勉強していました。

webデザインの専門学校にも通いましたが、僕にデザイナーの適正はないと薄々感じていた頃。。

せめて学校でちょろっと習ったプログラムを活かそうと、デザインより裾野が広いSE/PGの求人にハローワークで応募しました。

そのうち1社から「面接をしたい」との連絡が!!

社員数30人程度の中小IT企業で、まず軽く挨拶と筆記試験を行いました。

この試験はSPI形式であり、学生時代勉強したこともあって高得点が取れたこともあって入社が決定することに!!

入社してすぐ初級資格である「ITパスポート」を取得するように指示を受け、会社史上最速という2週間で合格しました!!

その後は入場する現場も決まり、ここまでは順風満帆でしたね。

ですが、入場した会社でミスをたくさんやらかします。

コミュニケーション面で「声が威圧感がある」と言われたりして徐々に敬遠されてきました。

コミュニケーションは最低限の報告連絡相談さえできれば問題なく、営業マンみたいな明るいノリはなくても技術さえあればやっていける世界です。

ただ僕はその技術面でも落第点でした。

付け焼刃の知識では対応できない仕事内容で、リカバリーに丸一日費やすミスも犯してしまいます。

あまりの無能っぷりに年単位の長期案件を3ヶ月で退場となってしまいました。

そしてこのタイミングで僕は悪手を打つことになるのです。

発達障害をカミングアウトしてしまったばかりに・・・・・・・

このころ僕は自己啓発セミナーに参加していて、協調性がなく他のメンバーと合わせられないことに悩み「発達障害」であることを打ち明けました。みんなが障害に理解を示してくれて感動したのを覚えています。

こうなってくると今働いている会社にも発達障害のことを隠し続けるのは精神衛生上良くないと思い、社長や営業担当と面談する機会を設けてカミングアウトすることにしたのです。

エスト
僕、ADHDなんです。発達障害の。
社長
そうなんだ・・・。ADHDってどんな障害なの?
エスト
集中力がなかったり、空気が読めなかったりする障害です。健常者とは脳の機能が違うから改善できないんです。
社長
なるほどねぇ、確かに君はそんなところあるかも。教えてくれてありがとう。

このときは円満に発達障害のことを伝えることができたとホッと胸をなでおろしました。

しかし、これが後々自分のクビを絞めることになったのです・・・。

事実上の「解雇」

社長たちは発達障害のことをよく理解してなかったみたいですが、調べていくうちに僕がとんでもない地雷物件だと判断したようです。

後日、社長から呼び出しとなりました。

社長
まだ試用期間中だよね。入社時に「疾病を持ってない」という部分にサインしたでしょ?
エスト
したかもしれません。でも前の会社でもカミングアウトしたけど問題なかったですよ?
社長
それ虚偽の報告だよ?
前の会社は規模が大きいし障害者を積極的に採用してるから問題にならなかったんだろうけど、うちは中小なの。
君がADHDでも仕事できるなら問題ないけど現場退場になったし、君が仕事できない原因が発達障害だとしたらこちらが解雇にすることもできるんだよ。雇いきれないから。
エスト
そ、そうですか・・・・
社長
さすがに解雇は可哀想だから正社員じゃなくて準社員として雇用してあげる。だけど月ごとの契約だから厳しいよ?

しかし準社員は給与面といい福利厚生といい劣悪な待遇であったため、1ヶ月で僕から退職を願い出ました。

「次の会社では発達障害のことちゃんと言うんだよ」

このころからIT業界に見切りをつけようと思ってました。

転職サイトを眺めているうちに企画営業の求人を見つけ、興味があったので応募したところ面接に進むことができました。

辞めるには絶好のチャンス&口実であり、会社には退職を願い出ました。

ただ、このときの社長の言葉が今も忘れられません。

社長
そっかぁ。再就職頑張って!!
面接ではADHDのこと話すの?
エスト
聞かれない限りは話しません。
社長
そりゃまずいよ。発達障害のこと話しなさい。あとでバレたらうちの二の舞だよ?

この言葉を真に受けて、面接で素直に発達障害のことを話しました。

結果はお祈りでした。そりゃそうでしょうね。当事者である僕も温情で雇いたいとは思いませんから。

途方に暮れているうちに求人サイトでIT会社からスカウトメールが来ました。

もうITは去ろうと思ってましたが、選り好みはできないと思い面接に出かけたところ社長と面談1回で内定を貰いました。

これまでと同じ業界だったため、やっぱり重大なミスを頻発しうつ病を発症して完全に撤退することとなります。

ITなんぞ二度とやらん!!

関連記事(マジでよく読んで): IT業界に適性がない人の5つの特徴。向いてないならすぐ辞めよう。

一体僕はどうすればよかったのか?

会社側の口実も理解はできます。いわゆる「働けない病気」の人を雇っても会社としてはババ抜きのジョーカーを引いてしまったようなものなので、リスクマネジメントの観点で合理的です。人情だけで経営はできませんからね。

では発達障害が原因で働く道がない僕はどうすればいいのか?

好きで発達障害になったわけじゃないのに、それでいて働けないならどうやって生きればいいんだろう・・・・。

中学生くらいから会社勤めは無理だろうと思っていましたが、ここまで働けないとは思ってなかったです。

ライフハック術としては借金玉さんのこの本は参考になりました。

発達障害の人が社会で活躍できるにはどうすればいいんだろう???

現実的な道としては、発達障害をオープンにして障害者枠で雇用ですかね。

うつ病などの二次障害があれば精神障害者手帳を貰って働くこと。

ただやはり障害者枠は身体障害者が多く、精神障害者が入れる余地はなかなかないのが現実らしいです。

仕事の能力があるかどうかもわからないのに、メンタル不調で仕事を休むような人を雇いたいとは思えませんからね。

僕は実家の自営業を手伝いながらこうやってブログで収益を稼いでます。

ブロガーはうつで会社を辞めたパターンが多いですが、実際は発達障害の二次障害でうつ病になった人も多いと思われます。

ですが文章で稼げる人も特別な才能がある人だけなので、才能がない発達障害の人はどうすればいい??

発達障害の人を就労させる事業をしてもほぼ利益にはなりませんし、それこそ情熱を取り組んでいかなければなりません。難しい・・・・。

少なくとも僕はブログを通して社会不適合者の発達障害の人が少しでも幸せになるよう、「言葉」を用いて発達障害の支援をしていきます。

ではでは。

スポンサーリンク