【発達障害】普通学級が無理なら特別支援学級に通ったほうがいい

発達特別支援

普通学級で見事に消耗してしまったエスト(@ESTO_geography)です。

アラサーの僕と同年代以上の発達障害の人は成人後に障害が発覚したという人がほとんどであるようですね。

ですが現在は幼少期から発達障害の傾向があると特別支援学級へ編入になることが一般的になりつつあります。

成人してから発達障害だと判明すると生きづらさの原因がわかって安心する一方で、もっと早い段階から障害に合わせて適切な教育を受けていれば社会に適合することができたと嘆くこともあるでしょう。

発達障害でも重度で普通学級についていけないと感じたら特別学級に編入することが好ましいですね。

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今は発達障害の子どもは特別支援学級に入る時代?

2005年に発達障害者支援法が施行されました。

この法律は発達障害の人に社会が援助を行うために作成されたのです。

長年にわたって福祉の谷間で取り残されていた発達障害者の定義と社会福祉法制における位置づけを確立し、発達障害者の福祉的援助に道を開くため、

  • 発達障害の早期発見
  • 発達支援を行うことに関する国及び地方公共団体の責務
  • 発達障害者の自立及び社会参加に資する支援

を初めて明文化した法律である。

引用: 発達障害者支援法(wikipedia)

発達障害は人口の3%〜10%もいると考えられており、クラスに2、3人はいると推測されています。決して珍しくない障害です。

成人してから自分が発達障害と診断される方も多いですが、先天的な障害であるため幼少期から普通の子どもとは違う行動が多く見られていたはずです。

落ち着きがなかったり人の話を集中して聞けない子どもは発達障害であると決めつけられる風潮がもう既に出来上がっており、僕が大学生の頃某区役所で児童保育のボランティアをしたときは職員の方が「あの子はアスペルガーだと思うから気をつけて」と言われたことが強く記憶に残っています。

詳しくはこの記事で: 「あの人は発達障害」と決めつける風潮にドロップキック!!

個人差はありますが普通学級の学校生活にはついていけないため、発達障害者支援法の施行により幼少期から発達障害の特性が見られる子どもは特別支援学級に編入されるケースも増えています。

僕は小学校のころから先生の話が聞けないなどの典型的な発達障害の特性が顕在していましたが、当時は特別支援学級が存在しておらず、そもそも発達障害の理解もほとんどされていませんでした。今から20年ほど前です。

僕が今年仕事で母校の小学校を訪れたところ、特別支援学級が併設されていたことに時代の変化を感じました。

また僕の中学は特別支援学級(当時の名称は養護学級)がありましたが、この学級は発達障害ではなく知的に遅れがある生徒が在籍していました。

発達障害のことを人に話すと「でもちゃんと大学を出ることはできたんだよね?」と返されることがよくありますが、これはおそらく自分の時代の特別支援学級の生徒のイメージで考えてるんだと思います。発達障害は知的に遅れはなく、むしろ勉強が得意で難関大学を卒業している人もたくさんいるんですよね。

そしてやはり、特別支援学級に入れることを親御さんが拒否するケースもたくさんあります。

我が子を障害だと受け入れたくないのでしょうね。僕は子どもがいませんが気持ちがわからないわけではないです。

特別支援学級に入ることのメリット

特別支援メリット

障害の特性に配慮した教育が施される

発達障害にもADHD、ASD、LDと特性の違いがあり、さらに同じADHDの人でも得意なことと苦手なことは人それぞれ違います。

特別支援学級では発達障害の特性に合わせて一人一人きめ細やかなカリキュラムが組まれています。

発達障害の人は科目の得意不得意の差が激しい場合が多く、例えば国語の学力は高校3年レベルなのに対して数学は小学5年レベルということもよくあることです。あ、数学というより算数か(笑)。

普通学級ではもちろん全科目を学年の進度に合わせて勉強しますが、特別支援学級では得意な科目はより高度な内容で学習できたり苦手な科目はレベルにあわせた内容で勉強をできます。

少人数制で落ち着いて学習できる

特別支援学級は最大8人の少人数制となっています。一人一人に目が行き届きやすいですよね。

集団行動が苦手な発達障害の子どもは大人数で授業を受けること自体がストレスになることがあります。

HSPのように感覚が過敏であると周囲の大きな声を聞くだけで過剰に疲れることもあります。

そのため特別支援学級は落ち着いた空間で伸び伸びと学習できる環境であるといえるでしょう。

特別支援学級に入ることのデメリット

特別支援デメリット

一般の高校へ進学できなくなる

特別支援学級に通うと普通学級とは通知表の内容が異なります。そのため高校へ進学する道が閉ざされてしまいます。

高校受験に際し通知表を高校に提出することになりますが、一般の高校だと普通学級の通知表であることが前提となっていますので。

学業面で優れている発達障害の人が高校に進学できないと、将来を見通すと大きな機会損失になることも考えられます。

特別支援学級で義務教育を終了後は特別支援校や通信制高校のサポート校に進学することが一般的です。

もっとも一般の高校は特別支援学級がないため、義務教育で特別支援学級だった人が環境に適応するのは難しいでしょう。

発達障害でも軽度であるならば普通学級に入ったほうが好ましいと個人的には思います。

周囲と孤立して社会性が身につかない

特別支援学級というだけで普通学級の生徒からは距離を置かれることが多いでしょう。

差別はいけないよとはいっても、まだ小学生や中学生ではどうしても障害に対する差別意識を持ってる人がいます。

一部の授業は普通学級と合同で参加することがあっても余計溝が深まるばかり。

結局どんどん孤立していって苦手な社会性もますます落ちていくこともあります。

特別支援学級の教育を受けると定型発達者の世界で生きることは非常に困難となります。

特別支援学級か普通学級かは発達障害の特性次第

特別支援学級

僕が今の時代小学生だったら特別支援学級に入ることは間違いなかったでしょう。

先生の話を集中して聞くことができず毎日のように怒られてましたし、また手遊びなど挙動に関してもちょくちょく注意を受けていました。

発達障害者支援法が施行された現代ではこのような特性はすぐ発達障害と判断され、特別支援学級に編入されることが検討されますね。

思い返すと普通学級はとても辛かったです。

特別支援学級に入れるならそのほうがよかったと思ってます。

ですが特別支援学級に入ると将来の進路が大きく狭まってしまい、今の僕もどうなっていたかはわかりません。特別支援学級に入ったとしてもその後の未来を想像するのが怖いです。

普通学級に入るか特別支援学級に入るかはお子さんの特性によって見極めたほうがいいでしょう。

発達障害といっても軽度で普通学級に友達がいたり喧嘩やいじめに巻き込まれていなければ特別支援学級に入る必要はありません。

まずはお子さんに尋ねてみて、どちらに行きたいか本人の気持ちを尊重するのが一番大切です。

関連記事: 発達障害は「個性」かそれとも「障害」か?

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