発達障害は治らない・・・ので、社会が発達障害に合わせてほしい

発達障害治る

発達障害幸福研究家のエスト(@ESTO_geography)です。

最近頻繁に「発達障害は治る」という話をTwitter上で目にしますが、全くもって信じられません。

発達障害の界隈ではある出版社の社長の発言が度々炎上し物議を醸しています。

発達障害は「治す」のではなく、障害を受け入れて特性に合わせた生き方を自分で選ぶのが最も好ましいと僕は思うのです。

発達障害は無理に社会に合わせるのではなく、社会が発達障害に合わせてほしいと思えてきます。

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発達障害は社会が生みだした障害といえる?

そもそも『障害』とはどのような意味でしょうか?

障害(しょうがい)とは、ものごとの達成や進行のさまたげとなること、また、さまたげとなるもののことである。

参照: 障害(Wikipedia)

生活するうえで支障をきたすハンディキャップを持つ人を障害者と定義するようです。

(よく「害」の字が問題だからと「障がい者」とひらがなで表記することがありますが、もし障害に差別意識があったとしても表記を変えたくらいで払拭できるとは思えません。ですのでこのブログでは一貫して「障害」と漢字で表記します。)

一概に障害といっても身体障害、知的障害、精神障害、そして当ブログでも中心に取り上げている発達障害など多種多様ですよね。

それにしても身体障害や知的障害は昔から知られていましたが、発達障害はこの10年で急に知名度を高めましたね。それでもまだ世間の認知度は今ひとつに感じていますが・・・・。

昔だったら職人気質で人付き合いが悪い人でもなんとか暮らせて行けましたが、

今の時代はコミュニケーション能力が重視され、社会適応が苦手な人が発達障害としてクローズアップされているように思います。

障害者枠での就労は厳しいかも

今年は国家公務員の障害者枠の採用試験がありました。

法定雇用率を満たしてなかったのが発覚し(国がこれですからね・・・・・)、欠員を埋めるために採用に踏み切ったのですが前例がなくグダグダな採用だったと5chに書かれていましたね。

また軽度の身体障害者を優先的に採用し、発達障害の人は敬遠されたという話も聞いています。同じ障害者でも扱いは大きく違うようですね。

民間の企業でも法定雇用率を満たすため発達障害の人を採用する向きがありますが、就労移行支援事業のマッチポンプの採用が多いように思います。通所して訓練を受けた発達障害の人でないと正直採用は怖いのは想像がつきます。

障害者枠の就労は就労移行支援事業所を利用しないと難しい?

また現時点では発達障害単体での手帳取得制度はなく、二次障害のうつ病の診断を受けて精神保健福祉手帳が交付されます。

そのため発達障害で障害者枠への就労は厳しいのが現状です。

発達障害は治る?

ネット上で「発達障害は治る」という言説をたまに見かけます。

発達障害は生まれつきの脳の機能の障害のため、服薬で改善はできても完治はできません。

発達障害が治ったら苦労しませんよね〜

「発達障害を治す」と囁いた典型的な悪徳ビジネスの記事を読んだこともあります。おそらく当事者ではなく、当事者の保護者に向けて書かれたのだと思われます。

僕は読んでいませんが興味がある方は是非。カルトみたいな内容だそうです。

発達障害の人が余計生きづらくなるどころか、偏見を増すだけに思えますね。

発達障害は「治す」ではなく「向き合う」

先ほども書きましたが、発達障害は治すことはできません。

ですがコンサータやストラテラを服薬することでマイナスの特性を抑えることができるほか、

視覚優位であれば壁に付箋を貼って連絡事項を確認する、リマインダーというアプリで予定を決まった時間に通知するなどの工夫で欠点をカバーする工夫が必要でしょう。これは発達障害に限ったことではありませんよね。

発達障害を治すという考え方は余計生きづらくなってしまいますよね。努力しても報われず、二次障害になる危険性も高まります。

僕も自分にあった形の人生を送れるよう試行錯誤の繰り返しです。発達障害の特性で苦労してきたおかげで、今はなんとか無難に暮らしていけています。

治すのではなく特性を受け入れ、逆に特性をプラスに活用していく考え方や学校教育が今後の課題となりそうですね。

まだまだ課題が多い発達障害の就労ですが、就労移行支援事業所も増え、より働きやすい社会になることを願っています。

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