ネット界隈で「大阪は発達障害には最も住みやすい街」という意見をよく目にします。
僕は大阪に住んだこともないので表面しかわかりませんが、確かに大阪は発達障害に住みやすいイメージがあります。
発達障害の欠点となりうる部分が大阪では長所として活かされるような、そんな気がするのです。
Twitterで拾ったいろんな方の意見を中心に、僕なりに「大阪=発達障害に住みやすい」説を考えてみました。
発達障害の天然キャラはお笑いの文化で武器になる
大阪はADHDに最も住みやすい街だと誰かが言っていた。
関西は発達障害のズレてるところも「おかしいやんw」みたいに突っ込んで笑いに変えられる文化が培われるからだと思う。
自己肯定感が高めやすい環境なんだろうな。
— えすと@発達障害幸福追求屋😇 (@ESTO_geography) November 16, 2018
関西といったらお笑いの文化がありますよね。
吉本の芸人さんが漫才でお笑いを提供している聖地が大阪。
漫才の役割はボケとツッコミがあり、ボケはとぼけたことを言ってツッコミはそれを訂正して笑いをとる。
ふと思ったのは、ADHDの的外れな考え方や視点は普通はバカにされることが多いけど、
関西ではボケというポジションに収まって愛されるキャラを確立しやすいのではないかということです。
そのため発達障害は大阪に住めば生きづらさを感じにくくなるのではないのでしょうか?
大阪は自助会もたくさんありますね。

ミナミより南の堺市出身だけど、確かにそれはあるかも。
ADHD脳の持ち主だけど、天然キャラとして良いポジションにいられたと思う。
幸い、私は人を笑わせるのが好きで、自分をネタにすることに抵抗なかったし。
でも、笑われるのが嫌って人にはつらいだろうから人によるよなぁ💦 https://t.co/oMCrg6U2GV
— ナガユキ@自分流で生きるワンオペ3人育児主婦 (@Nagayuki_Akiko) November 18, 2018
関西の大学に行ってたけどズレてても許される文化が確かにありました。
笑われた覚えは無いけど「変わってる」というのが問題にならないのは同意です。https://t.co/ZICtxqMIxh— ゆーげん@晴耕雨読 (@Tb47B5) November 18, 2018
大阪人は頭オカシイのが当たり前やからかなぁ https://t.co/NzhxTtri9V
— Arc@ボカロオフ行きたい (@ArcRightChaos) November 17, 2018
笑われて辛い方は大阪も苦手かも?
でも気にしなければ、大阪は住みやすいと思います。
下町とか商店街あるとこ。同じ関西でも京都はしんどい気がします。
空気読みを求められるし、ADHDに限らず余所者を受け入れない感じで。— みひとママと息子達 (@mommys_talk) November 17, 2018
大阪在住ですが、幼少期から天然いじられキャラで通ってました。
たぶんこのキャラじゃなかったらもっと友人が少なかったと思いますし、キャラみたいなのを変えるつもりもあまりありません😇— ぶどう (@AGUST___D13) November 17, 2018
大阪の方が自助会いっぱいあるし、仲間と出会う機会は自分が持とうと思えば身近に持てるから、そういう意味では住みやすいかな。
あと、結構そのまま受け入れてくれるから楽。— 鹿野千絵(かのちえ)🍀@ハント症候群で療養中 (@shikano_chie) November 17, 2018
かもしれないですねー。
大阪めっちゃ苦手でした。
初めて務めた会社が大阪本社。朝からあらゆる方々に
編等に面白さを要求されて
困っていると最後には、
『いいんだ、お前は天然やから』今はそれが懐かしい。
アスペを許容していただいてましたー。— セラピスト@ジャカルタ (@jakarta_bali_) November 17, 2018
関西における「はっきりものを言う文化」は、発達障害者には馴染みやすいと思います。また、定型文で「ボケとツッコミ」ができることも。
— 想像地図の人 (@koridentetsu) November 16, 2018
ラテン系ですので笑笑(*^^*)
— ファニー★F (@funnyface7890) November 16, 2018
いま仕事で大阪(正確には兵庫)にいるけど、ふつうの人のポジティブ(に見えるパワー)がすごい。
大阪弁が関係してるんだと思うけど、何気ない日常の愚痴も聞いててめっちゃおもろい。
どこでも公開漫才やってる感じで、音楽聞く必要がないw https://t.co/phnhWgEBLi
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) November 18, 2018
Twitterでつぶやいてみたところ思わぬ形でバズることとなり、
確かに大阪は発達障害には住みやすいという意見を多数頂きました。
僕も大阪には何度も訪れてますが、来るたびに周りの人の会話がコントみたいで楽しかったですね。
最初に大阪に訪れたときの電車内でのサラリーマンの会話が忘れられませんw。
こういうやりとり日常的に繰り返されてたら楽しいでしょうね。
僕が働いた東京の会社でも関西人の同僚に「君は天然やね〜」と言われたことはたくさんあります。
東京の堅苦しい文化が合わなくとも、大阪で天然キャラに落ち着けるならコミュニケーション能力は問題となりません。
僕もそろそろ大阪に移住しようかな〜⭐︎
一方、こんな声も・・・・・
ですがやはり同意できないという意見もありました。
高校まで関西住みだったのですが、笑い者にされるのが私は結構辛かったんですけど、人によるんですかね…
— らん (@0_phalaenopsis) November 17, 2018
僕は関東の方が仕事の面ではよかったです。仕事面では当たり障りのないようにプライベート面までは親しくならない限り深く突っ込まない。人種のるつぼになっているので寛容に感じました。大阪は人に馴れ馴れしくする、迷惑をかけることがコミュニケーションと勘違いした人が一定層いて疲れます。
— カエル (@68Q1GTiHJYAKDUc) November 17, 2018
私は関西出身だけど大阪嫌だった。都心に引っ越し多様性が認められる場所が日本にあったんだって感動した。関西無理な発達凸凹もいると思う。兄は哲学やっててASDだけど鎌倉な雰囲気で生き易くなったらしいし長野、沖縄、鳥取に移住して楽になった人も。
それくらい発達凸凹は多様だと思うんだよね。
— うたうたいとえかきのはは (@bewizyou1) November 17, 2018
なんでもいじれば良いって文化は、きつい人にはきついと思うけどな
オブラートに包むってことを知らない人も多いからな https://t.co/DwgbqWKNdG
— はやし (@morimcz) November 18, 2018
イジってもらうのはおいしいのですが、その一方で馴れ馴れしいと感じる人も多いようです。
僕は今年イギリスを旅行したとき、ツアーで同行した僕の父親くらいの年齢の関西人のおじさんにいきなりタメ口で話されて萎えたのを思い出します。
僕は成人したら年齢関係なく初対面は敬語が常識だと思ってたのですが、親子ほど歳が離れてると逆に敬語だと親近感が持てないと感じるんでしょうね。
慣れてない人がいきなり関西のカルチャーに染まるのも難しいでしょうし、関西で生まれ育った人でも生きづらさを感じている人は一定数います。
大阪が発達障害には住みやすいかもしれないけど、人によるかな?

僕は関西に住んだことはありませんが、知人に関西出身の人はたくさんいます。
交流会に参加してると関西の方と話してると、だいたい僕がイジられ役になって周りの人を盛り上げることが鉄則となってきていました。
いやぁ、関西人のパワーには憧れます。
僕は東北の田舎出身ですが、高校生までアホなキャラクターを演じていました。
僕にとっては自然体です。僕の振る舞いを笑う友人がいましたが、一方で不可触民みたいに避けてくる人も多かったですね。優等生タイプの人たちです。
上京してからは真面目な人に擬態をしていましたが、発達障害の天然ところを隠しきれず信用をなくしていきました。
独断と偏見ですが、大阪だったら僕みたいなキャラも愛されるのかなぁ??
東京だったらイジったら空気が凍るようなことも気軽にイジることができるカルチャーは、発達障害の人にとって生きやすいと言えるのではないでしょうか?