人の言うことを聞き返すことに定評のあるエスト(@ESTO_geography)です。
発達障害の特性のひとつに感音性難聴(聴覚過敏)があります。
周囲の雑音が耳に入ってしまい人の話が聞き取れなくなってしまうのです。
これ、地味につらいです。。
真面目に話を聞いてるつもりなのに、聴き取れないのですから。 コミュニケーションで困難を感じています。
カクテルパーティー効果と聴覚過敏
大人数のパーティーで雑談してると周囲の声がうるさく感じますよね。
みなさんワイワイガヤガヤ話してる状況だと目の前の人の話が騒音にかき消されて聴こえなくなる。。
というのが僕が28年生きてて当たり前だと思っていた人間の聴覚の話です。
しかしどうやらこれは僕が発達障害だから人の話が聴き取れないだけで、健常な人は他人の声を区別して聴き取れるようですね。
複数の声が入り混じる環境でも必要な音声を聴き取ることをカクテルパーティー効果といいます。
声の主の位置や周波数の違いで人の声を聴き分けるのだそうですが、発達障害の人は聴覚が過敏でカクテルパーティー効果が働かない人が多いらしいです。
雑音を遮断する脳の機能が働かないそうで。。
僕の場合、特に甲高い女性の声が非常に聴き取りにくいと感じてます。
僕が体験した聴覚過敏のケース
実際に僕が体験したケースを紹介します。
ケース1. 立食パーティーで

周波数の高い女性の声はやっぱり聴き取るのが難しいです。
何度も聞き返すのは申し訳ないと思いますが、本当に言ってることがわからないのですから。。
ケース2. 電車の中で

電車の中での会話も苦手です。
電車の音が耳に入ってしまい、目の前の人の声がさっぱり入ってこなくなることがあるのです。
暖房の音や道路を走る車の音など、細かな雑音でも会話が聞こえなくなることがあるので困ったものですね。。
聴覚過敏で聞き取れないことを理解してほしい

雑音がある環境だと人の話が聴き取れなくなるのは発達障害の特性ですので、残念ですが改善は難しいと思います。
騒がしい場所で会話する時点でたわいもない話しかないと思うので、聴き取れなくても適当に相槌を打ってます。どうせ世間話、茶番ですしね。
本当に適当なので、たまにある否定してほしい話にも相槌を打ってしまうのが正直しんどいところ。
といったトラブルにもなりかねないのです。
雑音だけではなく、その人の声の質によってもリスニングに差が出てきます。
申し訳ないと思いますが、通らない声の人の話はほとんど聴き取れません。
そういや文章でのやり取りはそんなに苦労しないけど、口頭での会話に苦手意識を感じてるのは聴覚過敏だからなのは間違いないでしょう。
僕自身が苦労してるので、同じ苦しみを持ってる人の気持ちはとてもよく理解できます。
難しいものですが、この記事によって発達障害の人が抱えている聴覚過敏について理解が深まってもらえれば幸いです。
関連記事: 光や音が苦手、発達障害が抱える感覚過敏とそのライフハック術