発達障害の治療方法を模索しているエスト(@ESTO_geography)です。
治療というとやっぱり語弊がありますが、生活上支障が出る発達障害の特性を抑える薬があるのをご存知でしょうか?
現在僕が服用しているのはコンサータ(27mg、1日1錠)です。
コンサータを服用するようになって脳のスペックそのものが大幅に向上した実感がありますね!!
この記事で記述するコンサータの効き目は僕の場合であり、効用は個人差があることを予め断っておきます。
コンサータとは?

コンサータの正式名称はメチルフェニデートであり、かつてはリタリンという名称で発達障害の治療薬として処方されていました。
発達障害の治療薬としてはストラテラもありますが、ストラテラは効果が出るのが服用して数週間から数ヶ月かかるのに対しコンサータはその日のうちに効果が表れます。
実は僕は小学6年から中学2年の期間リタリンを服用していました。薬が効いたという実感はありませんが、この時期は集中力が高く勉強が苦にならなかったと思います。
リタリンは覚醒剤と効用が同じであり、2005年に服用していた男性が飛び降り自殺をしたため18歳以上の発達障害患者に服用を禁止されるようになりました。ちょっと怖い薬ですね・・・・。
そして2013年に同じメチルフェニデートのコンサータが18歳以上の患者にも処方が認可されるようになりました。
ADHDは集中や意欲を司る脳内伝達物質のドーパミンがトランスポーターに過剰に取り込まれ不足してしまうのです。そのためうっかりミスなど集中力が欠如したり、やりたくないことは先延ばししてしまうのです。
コンサータはトランスポーターの働きを抑制し、ドーパミンを増やす効用があるのです。
ただ先述した通り覚醒剤と同じく依存性があり、絶対に他人に譲渡してはいけません。処方できるのも認可を受けた医師だけなのです。
参考: ゆうメンタルクリニック
コンサータの副作用
薬には副作用がつきものであり、コンサータも例外ではありません。
食欲低下、吐き気、不眠、頭痛、肝機能障害などの副作用が現れることがあり、個人差はありますが副作用が深刻であれば服用を止める方が好ましいです。
僕は深刻な副作用はありませんので引き続き服用していきたいです。ただ肝機能障害は心配ですね。
コンサータは高いため自立支援医療を
僕が服用しているコンサータ錠27mgの薬価は374円です。はっきりいって高いです。
1日1錠で3割負担だと112×30で月3360円になります。さらに錠数が増えると経済的負担も大きくなりますよね。
そのため1割負担に抑えることができる自立支援医療制度を利用すると良いでしょう。手続きの手法は以下の記事で。
コンサータを服用して実感した効用
大袈裟ではなく人生を変えた薬です。もっと早く出会ってればよかったなぁと叫びたくなるくらい。笑
僕がコンサータを飲んで変化した点として・・・・・
- 集中力の向上
- 頭の回転が早くなる
- 理解力が上がる
- 過去のトラウマをフラッシュバックしなくなる
- 座っていても眠くならない
特に最後の眠気に襲われることがないのは本当に救われた気持ちです。
睡眠をしっかりとっていても、作業中や興味がない話を聞いていると眠くなってきて、
これは意思ではコントロールできないくらい深刻で不誠実だと誤解されることが頻繁にあったんですが、
コンサータ服用後は少なくとも人前で眠くなることはなくなりました。
TOEICも今受けたらスコアが上がるのでしょうかね。集中力が課題だったので。
ただ依然として鬱な気持ちは抜けていないので、引き続き治療を続けたいと思います。
コンサータで発達障害の生きづらさは大幅に改善できる

以前はストラテラを服用していましたが、コンサータに切り替えてみて正解だったと思います。
ストラテラは発達障害の凹の部分を埋めるような効き目でしたが、コンサータは凸を伸ばしていくようなイメージです。
ストラテラが守りならコンサータは攻めといった表現がしっくりしますね。
薬の効き目は個人差はありますが、発達障害の生きづらさを解決する一つの手段としてコンサータはオススメしたいです。
この書籍でもコンサータの効用が親近感ある表現で解説されてあります。
発達障害だからって人生まだまだ諦めてはいけません。コンサータがある限りは。
ではでは〜。
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