大金ぶち込んで大学に通う意味はあるのだろうか?

大学意味
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大学に通ったことを後悔しているエスト(@ESTO_geography)です。

大学の奨学金を返せず自己破産するニュースを最近よく目にします。

入学金含む四年制大学の学費は国立大で約250万円、私立大で400~500万円にもなり、私立大医学部だと数千万円もかかります。

家計の負担に重くのしかかるため奨学金を借りて大学に通う学生もいますが、奨学金は返済しなければならない「借金」となります。

進学率の推移から考える日本の闇

四年制も短大も含んだ2017年度の大学進学率は57.3%となっています。

つまり今は6割近くの人が大学に進学しているということになるのです。

1970年代〜80年代は30%台で横ばいでしたが、90年代から進学率が上昇し00年代には50%を超えるようになりました。

参考:大学進学率をグラフ化してみる(最新)

この大学進学率の上昇の背景には、偏差値30~40台のFランク大学の増加があります。

昔は大学の数が少なく、それなりに勉強をしなければ大学には入れませんでした。

しかし今はほとんど勉強しなくても入れる大学が乱立し、ひどいところだと英語の授業はアルファベットから習う大学もあるとのことです。

言い方は悪いですが、今や大卒の学歴はバカでも手に入ります。

しかも高卒で就職できなかった人が仕方なく大学に入るというケースもあるそうです。

また、都市部を中心に大卒以上の求人の企業が増えたことも大学進学率の上昇に関係しています。

大学を卒業しないとそもそも応募できない企業が増えたため、大学に進学することで仕事の選択肢が増えるのです。

一昔前であれば高卒で就業できた仕事も、今は大卒が当たり前になってきているのです。

無理やり大学に行かせようとする進路指導

高校が進学実績を作りたいがために生徒を大学に進学させようとしているのも問題の一つです。

経済的に大学進学が苦しい人にまで「奨学金を借りればいい」という口実で大学に進学させるのです。(奨学金の問題点は後述します)

僕の通っていた高校も普通科のいわゆる「進学校」だったため、全員が大学進学するという前提で進路指導を受けていました。

高校としても進学実績を上げたい意図はわかりますが、進路指導する教員も大卒で社会を知らない人が多いのです。

家計が貧しかったり学力が低かったり、高卒で就職したほうが良い人生を歩めそうな人にまで大学に進学させようとし、就職の面倒を見ようとしません。高卒で就職する進路を教員は理解できてないのです。

大学進学率が高い高校は企業の求人が少ないため、就職するとなると高卒公務員試験を受ける以外ほぼありません。

もう既に破綻している奨学金制度

奨学金

経済的に大学進学が厳しい人を大学に進学させる救済措置として奨学金がありますが、この制度は既に破綻しています。

借りたぶんを返済しなければならない「借金」となっているのですが、その借金を返せる就職先がないのです。

そのため仕方なく自己破産して「借金を踏み倒す」悲しいことになってしまう人がいるのです。

高学歴と言われる大学の卒業生も奨学金の返済に苦心しているのですが、Fランク大学卒にはまともな就職先がないため余計返済に苦しむことになります。

奨学金を貸す学生支援機構にも問題があります。

回収できる見込みがない人にまでとりあえず奨学金を貸し、不幸な人を増やしてるのです。

定員割れを起こしているFランク大学はこの制度を利用してなんとか存続をしているのですが、そんな大学は潰れたほうが社会のためだと僕は思います。

無理に大学に突っ込むのであれば高卒で働いたほうがいいんじゃないかな、と。

おわりに・・・

僕は世間では名門と言われている私立大学を奨学金を借りずに卒業したのですが、今思えば非常に親不孝でした。

本来であれば奨学金を借りなければ大学進学が厳しい家庭でしたし、学歴に見合った収入を得る仕事に就けなかったわけですから。

終わったことはもう戻ってこないので後悔はしてません。名門大卒という学歴だけは手に入りました。

ただ自分のケースの場合だと大学進学はコスパが悪く、高卒でいち早く社会に出たほうが自分にとっても学びが多かったし親孝行になってたと思ってます。

大学生活でモラトリアムを謳歌できればその人にとっては価値になるでしょうし、やりたいことがあるから大学に行くのであればもちろん進学する意義はあります。

ただ半分以上の人が大学に進む社会は間違ってると思いますし、大卒じゃなければ就けない仕事が増えてるのもおかしいと思います。

もしこれを読んでいる進学希望の高校生がいたら、今一度進路を考え直してみてはいかがでしょうか?

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